Archive for 3月, 2014

クマノミのタマゴ

土曜日, 3月 29th, 2014


海の中の人気者と言えば、やっぱりクマノミですね。

オレンジに白いラインが入った可愛い魚です。ディズニー映画のニモでも有名ですね。
クマノミが性転換するのは、有名ですよね。
イソギンチャクに居る1番大きいクマノミがメス、2番目に大きいクマノミがオスなんです。
メスが居なくなってしまうと、オスがメスに変わります。変わった魚ですね。
クマノミの仲間は、日本には6種類いるんですよ。その中のクマノミのタマゴの写真です。

下の方に見えるオレンジ色も物分かりますか?
これがクマノミのタマゴです。
特に季節とかは無く、同じクマノミが1年に何回も産卵するんですよ。
タマゴが有る時は、少し気が強くなっているので近ずくと攻撃をしてきます。
ダイバーを噛みついて威嚇してくることも有りますが、怪我をすることは有りませんのでご安心を。


一粒は1ミリも無い位とっても小さいんですよ。
始めは綺麗なオレンジ色をしていますが、だんだん色が変わって来ます。
上の写真のタマゴは、産卵直後です。
綺麗なオレンジ色で、真ん丸な形をしています。


一週間位すると、だんだん銀色になって来ます。
形も少し細なかくなって来ます。良く見ると目が見えますね。
こうなったら、もうすぐふ化です。タマゴを産んでから孵化するまでの期間は、10日前後だと思います。
元気に育つと良いですね。ちなみに、赤ちゃんは生まれると直ぐに何処かに行っちゃいます。
潮に流されて、たどりついたイソギンチャクで生活するんです。
なので、同じイソギンチャクに居るクマノミは親子では無いんですよ。

渦巻きのムチカラマツ

水曜日, 3月 26th, 2014


水中で見かける変わった物を紹介しますね。

水中には不思議な生物がいっぱいです。
ムチカラマツと言って一見海藻の仲間みたいな物なんだかわかりますか?

この渦巻きになったロープみたいな物も、じつは動物です。
動物といってもサンゴやイソギンチャクと同じ、無脊椎動物の仲間です。少し深い海の岩から生えている事が多いです。
触ってみると結構固く、しっかりとした物であることが分かります。潮の流れが強くても折れたりしないで少し曲がる程度です。
長い物は2メートル近くありますが、太さは最大でも1センチくらいの生き物です。
ダイビングでは、水深30メートルほど潜ると見る事が出来ます。


近づいて見るとこんな感じです。
触手のような物がいっぱい出ています。こうみると、ちょっとイソギンチャクに似ていますね。
ムチカラマツには、ムチカラマツエビやガラスハゼなどの変わった生物が住み着いている事が多いんですよ。
皆さんも探してみてはいかがですか?
水中には、まだまだ変わった生物がいっぱいです。

青の洞窟シュノーケルとダイビング

水曜日, 3月 26th, 2014


沖縄の人気ダイビングスポット青の洞窟です。
恩納村の真栄田岬と言うダイビングスポットに有る洞窟です。
ここ10年ほど有名になって来て皆さんも聞いたことが有るんじゃないでしょうか?
青の洞窟は幅は5メートルほどしかありませんが、奥行きは50メートル近くあるります。
細長いトンネルのような形をしているんですよ。
トンネルのようになっている為、泳いで洞窟に入る事も出来ますが、逆側から歩いて洞窟に入ることもできます。
青の洞窟の深さは、最大でも6メートルほどになります。

青の洞窟はシュノーケルとダイビングでは、見え方が全然違って見えるんですよ。

シュノーケルで青の洞窟に行くと、水面が青く幻想的に輝いて見えます。
これは、水面に顔を上げた状態になると、洞窟の下(水中)の方に太陽の光が多く入る為、
陸上よりの水中の方が明るくなり、水面が青く輝いて見える為です。
水面が青く見えると言うよりは、水面が青く光っているように見えます。


ダイビングで青の洞窟に行くと、暗い洞窟の影に洞窟のシルエットが青く浮かび上がります。
ダイビングでは、青の洞窟には泳いでいくことになります。
洞窟の入り口はまだ明るいのですが、奥に行くとドンドン暗くなっていきます。
何も見えないほど暗い訳ではありませんが、水中に居る為かかなり暗く感じます。
一番奥まで行って振り返ると、真っ暗な洞窟の中に青のシルエットが浮かび上がります。
ダイビングでしか味わえない海の青さが、とっても際立って見る事が出来ます。
青の洞窟には、ダイビングライセンスが無い体験ダイビングでも行く事が出来ます。
また、ビーチから行く事も、ボートを使っていく事も可能です。
ゆっくり海を楽しみたい方はビーチから、体力に自信が無い方はボートがお勧めです。
ちなみに、泳ぐ所は同じ場所になりますので、海の綺麗さはどちらも全く同じになります。

 

海の人気者カクレクマノミ

火曜日, 3月 25th, 2014


ダイバーに人気物の魚と言えば、やっぱりカクレクマノミですね。
ディズニー映画「ニモ」で有名になった魚です。オレンジ色の体に白い線が入ったとっても可愛い魚です。
大きさは大きい物で5センチ位、小さい子供で1センチ以下のカクレクマノミも居る事が有りますよ。
子供も同じ模様をしていますので、とっても可愛いですね。

こんな感じでイソギンチャクに寄り添って生活しています。
夜寝るときはイソギンチャクに寄り添って、布団みたいにして眠っているんですよ。
イソギンチャクの触手は毒を持っている為、天敵から身を守っているらしいです。
クマノミはイソギンチャクの毒に免疫が有り、クマノミ自体は毒の影響を受けません。
この免疫は生まれつき有るわけでは無く、イソギンチャクと触れ合う事で獲得しているらしいですよ。
なかなか凄い魚ですね。


日本には6種類のクマノミが居ますが、カクレクマノミは体験ダイビングやシュノーケルでも、
比較的簡単に見る事が出来ます。見てみたい方は、リクエストして下さいね。
イソギンチャクと一緒に、いつも同じ所に居ますのでご案内させて頂きますよ。
観賞魚としても人気ですので、水族館やペットショップで見た事が有る方がほとんどだと思いますが、
実際の海で見るとまた違って見えると思います。カクレクマノミ以外のクマノミも、もちろんご案内可能ですよ。

おかしなヤドカリ

金曜日, 3月 21st, 2014


海の中には変わった生物がいろいろ居ます。
陸上ではあまりなじみが無い生物、それは無脊椎動物の仲間です。
少し難しい名前ですが、簡単に言うと「目、脳、心臓」等が無い動物です。
具体的には、ヒトデやウニも無脊椎動物の仲間です。
動物と言ってもあまり動かない物が多いのですが、中には動く事が出来る物も居ます。

サンゴには、いろんな生物が寄生しています。
下に見える黄色いのは、ゴカイの仲間でイバラカンザシと言うんです。
本体?はサンゴの中に入っていて、出ている黄色いフサフサで呼吸してるんですよ。
外敵を感じると、中に引っ込んでしまいます。黄色いフサフサは個体差が有って、
赤や白、緑などカラフルな色が豊富です。イバラカンザシも無脊椎動物の仲間です。


そのイバラカンザシが死んだ穴には、カンザシヤドカリと言うヤドカリが住んでいます。
とっても小さなヤドカリです。
穴にすっぽり入って、顔だけを出している姿がとっても可愛いですね。
貝殻を背負ってるヤドカリと違い、移動する事が出来ません。ずっと同じ穴に住んでるんですね。
穴から顔だけ出して餌を食べているみたいです。

人気のウミウシ、シンデレラウミウシ

金曜日, 3月 21st, 2014


ダイバーに人気のウミウシです。

ウミウシは巻貝の貝殻が退化して無くなった生き物なんですよ。背中?にあるフサフサは、
エラにあたる部分です。ここで呼吸しているんですよ。ウミウシには、数え切れないくらいの種類が居ます。
大きさは小さい物は1センチ位から、大きい物は10センチ位の物まで居ます。
形も色々で、細長い物や突起の様なヒラヒラがいっぱい出た物も居ます。
色も豊富で、綺麗な色をした物が多いです。
魚などの外敵に毒が有ると思わせる為に、カラフルになったという説もあります。

写真はその中でも人気のウミウシ、シンデレラウミウシです。
少し大きめの種類で、6センチほどの個体も良く見かけます。
色は綺麗な紫色をしていて、水中でもとっても目を引く存在です。
動きはとってもゆっくりで、写真が撮りやすい生物ですね。
シンデレラウミウシに限らず、ウミウシの仲間には見られる季節が有ります。
春から初夏(3~6月)に多く見られる為、ウミウシ狙いのダイバーさんは季節を狙って遊びに来て下さいね。

ちっちゃいタツノオトシゴ、ピグミーシーホース

金曜日, 3月 21st, 2014


ピグミーシーホースと呼ばれるタツノオトシゴの仲間です。
タツノオトシゴも魚ですが、見た目は全く魚っぽくありませんね。
下の写真の何処にいるかわかりますか?

少し深い水深30メートル以上に生えてるヤギの仲間に隠れています。
ヤギそっくりの色と形で隠れている為、探すのも大変です。
外敵に隠れる為に、とっても上手に擬態していますね。大きさは1センチにも満たない小さな体をしています。
ダイバーには人気の生物ですね。ちなみに赤色のヤギには、赤色の個体が居るんですよ。

可愛い人気者ミナミハコフグ

金曜日, 3月 21st, 2014


水中に居る魚の中で丸っこい形をしていて、愛嬌が有る姿をしているのはフグの仲間です。
フグの仲間にも色々いますが、四角い様な形をしているのがハコフグの仲間です。
ハコフグの仲間は、怒ると膨らむ訳では無く始めから膨らんだ様な形をしています。
泳ぎはあまり速くなく、サンゴや岩陰をヨチヨチ泳いで居る感じです。

ハコフグの中でもダイバーの人気者、ミナミハコフグの幼魚です。
黄色い体に黒い点がいっぱい入っています。ちっちゃい口や真ん丸な体が可愛いですね。
よく見かける大きさは、2~3センチほどで500円玉よりも小さい位です。
ちょこまか泳いで写真が撮りにくい魚です。やや浅めの潮の流れが余り無い、サンゴ礁で見かける事が多いです。
ちなみに大きくなると黒っぽい色になって、全く違う模様になってしまうんですよ。

透明なガラスハゼ

金曜日, 3月 21st, 2014


海の中には色々な魚が居ます。
大きな魚から小さな魚まで様々です。その中でも、ハゼの仲間はダイバーにも人気です。
少し深い海に居る事が多い魚の仲間です。余り水中を泳ぎまわらず、水底などに居る事が多いです。

ヒモみたいに見えるのは、ムチカラマツの仲間です。
ちょっと深い水深30メートルほどの所に多く居るサンゴの仲間です。
海から生えてるロープみたいですね。そこに止まっている、半透明の魚はガラスハゼです。
体が半分透明で、とっても小さな魚です。うまく隠れていますね。
脅かしてもムチカラマツの上を移動するだけで、泳いでどっかに居ちゃう事はあまりないんです。
大きさは1センチほどしか有りません。

カラフルなモンハナシャコ

金曜日, 3月 21st, 2014


水中には魚だけじゃなくて、エビやカニの仲間も暮らしています。
エビやカニは基本的に夜行性の生物ですので、昼間の海ではあまり見かけません。
ナイトダイビングなど夜の海に入ると、エビやカニの生物を多く見かける事が出来ます。
そんな中で、昼間の海でも比較的見つけやすいのがモンハナシャコです。

写真はシャコエビの仲間、モンハナシャコです。
色がとってもカラフルで、見ていても面白いですね。目は飛び出していて、ロボットみたいな見た目です。
手?のパンチ力は強烈で、瓶を割ってしまうとか。
大きさは10センチほどの大きさで、水底を這っていることが多いです。ダイバーなどに危険を感じると、
岩や砂の穴の中に隠れてしまいます。余り脅かさない様にゆっくり近づくと良いですよ。
海の中には、他にもカニやエビの仲間はいっぱいです。
見てみたいと言うご希望が有りましたら、リクエストして下さいね。