Archive for 6月, 2015

ホタテツノハゼ

金曜日, 6月 19th, 2015


ダイビングでは一見、目立たない小さな生物が人気物になる事があります。
ハゼの仲間もほとんどが5㎝ほどの小さな魚ですが、ダイバーには人気物です。
小さくて探すのが大変で、すぐに砂の中に隠れてしまう臆病な魚ですが、それが逆に人気の秘密なのかもしれません。
写真のホタテツノハゼは、大きさは5㎝前後で、少し深場の砂地に生息しているハゼです。
背ヒレを立てた姿が個性的で、あまり個体数が居ないレアな魚です。
背ビレを立てていれば目立つのですが、ヒレを寝せている事も多くぱっと見は水底のゴミのようにも見えます。
あまり見ることが出来ないハゼほど、人気が高くホタテツノハゼも人気のハゼです。

沖縄を始め、高地や和歌山などでも見ることが出来ます。
マリンクラブクレアがご案内出来る海では、真栄田岬で見ることが出来ますが、個体数は少ないので発見できない時も有ります。
興味がある方はリクエストして下さいね。真栄田岬では水深35メートル程のディープにしか生息していません。
初心者向けではありませんので、自身が無い方はダイビングが少し上手になってからリクエストして下さいね。

青の洞窟がある真栄田岬

水曜日, 6月 17th, 2015


真栄田岬と言えば青の洞窟が有名な、ダイビング&シュノーケルポイントです。
沖縄の恩納村にある、西海岸を代表するダイビングスポットになっています。
階段から簡単にエントリーする事が出来る他、近くの港からボートでも向うことが出来ます。
水中は透明度も良く魚の数や種類も多いため、初心者から上級者まで楽しむ事が出来ます。
青の洞窟が余りにも有名ですが、青の洞窟以外にも見所が多い海になります。
岬の先端方面はドロップオフになっていて、ほぼ垂直に水深30メートル付近まで深くなっています。
少し沖合に行くと、水深は40メートル以上まで深くなっていて、ディープダイビングで楽しむ方も多く居ます。
青の洞窟は夏場のハイシーズンには、シュノーケルや体験ダイビングの方が多く訪れ、とてもにぎやかな雰囲気です。

真栄田岬は陸上の景色も綺麗で、最近は陸上の景色を楽しみに来ている方も多く見かけます。
ダイビングやシュノーケルをしない方も、景色を楽しんでみてはいかがですか?
岬の西側(写真の左側)は夕日が沈む絶景ポイントとしても有名です。
遊歩道が整備されているので、簡単に歩いて行くことが出来ます。
また、シャワー室やトイレ、駐車場の整備されていますので、ドライブの途中に立ち寄るにはちょうどいいと思います。

ダイビングで見ることが出来る生物は非常に多く、青の洞窟の中にはリュウキュウハタンポやアカマツカサなどの、
夜行性の生物が多く居ます。初夏にはリュウキュウハタンポの稚魚が、青の洞窟内に何千匹も
群れている姿を見ることが出来ます。青の洞窟以外では、クマノミやチョウチョウウオなどのカラフルな魚も
沢山見ることが出来ます。少し深場には、ヒレナガネジリンボウやヤシャハゼなどの定番のハゼから、
ホタテツノハゼなど珍しいハゼも見ることが出来ます。人気のチンアナゴも見ることが出来ます。
その他エビやカニ、ヤガラやダツなど形が変わった魚も多いので、飽きることなくダイビングが楽しめると思います。

沖縄に来たら、ダイビングをする人もしない人も、一度は訪れてほしい場所です。

ウミトサカの仲間

火曜日, 6月 2nd, 2015


海の中にダイビングで潜ると、青色がメインの世界になりますので、少し冷たくクールなイメージの景色が多くなります。
その青色に包まれるのがダイビングの楽しみでもあります。
そんな中にピンクやオレンジ、白っぽい色で水中に華を添える存在がウミトサカの仲間です。

柔らかい体に、少し透明っぽい色がなんだか心が和む存在です。
良く見てみると、ポリプと言って花の様な小さな物が無数に付いています。
この花の様な物で水中の栄養分を取り入れているんですね。

海と魚の仲間は植物のように見えますが、立派な動物の仲間です。
動物と言ってもサンゴの仲間で、分類上は八放サンゴの仲間になります。ヤギやイソバナなどに近い仲間ですね。
種類も色々あり潮通しが良いリーフエンドやドロップ沿いに多く生息しています。
良く見かける物は50センチ前後ですが、種類によっては2メートル近くなる大型のものもあるようです。
形や色は個性がありますが、どれも柔らかい感じは共通しています。

木の枝みたいなウミトサカは写真の中に移り込むだけで、印象が大きく変わる存在です。
何気なく泳いでいると気づきにくいですが、写真の被写体に入れて見るのも楽しいですよ。
水中にある不思議な生物、ウミトサカの仲間を紹介させて頂きました。

イガグリウミウシ

月曜日, 6月 1st, 2015


ダイビングで人気の生物と言えば、やっぱりウミウシではないでしょうか?
かわいらしい形と模様がダイバーに人気の秘密です。種類がとっても多く、飽きさせないのもウミウシの魅力ですね。

写真のウミウシは、イガグリウミウシと言います。
黄色い体に白い突起があって、その先端がピンク色になっている色が綺麗なウミウシです。
黄色い体と突起がいっぱいある所から、イガグリウミウシと名前が付いたらしいですよ。
ウミウシの名前はどれもユニークで、見たままの名前のが付いている場合も多いです。
ウミウシは個体によって色が若干異なる事も有るので、種類の判別が難しい種類も有るんですよ。
青色が大半を占める海の中で、ウミウシの色彩は華やかで目立ちます。
特に女性のダイバーに人気の訳が分かる気がします。

今の時期の沖縄は、ウミウシが多く見られる季節です。
毎年春から初夏にかけてが、最もウミウシを多い季節になります。
ウミウシガ好きなダイバーは、この季節に狙って遊びに来るのも楽しいですよ。

ウミウシは動きがとっても遅いので、水中写真初心者にも人気の生物です。
ダイビングを始めたばかりの初心者でも、ゆっくり写真が撮れるのでおすすめの被写体です。
ただし、ウミウシは種類によっては1センチほどと、とっても小さいのでマクロレンズやマクロに強いカメラがおすすめです。
近くによって撮影をする事が出来ますので、コンパクトカメラなどの内蔵フラッシュでも綺麗に撮影することが出来ます。
とっても奥が深いウミウシの世界に興味を持って頂ければ嬉しいです。