Archive for 10月, 2015

ダイビングでの綺麗な写真の撮り方

金曜日, 10月 23rd, 2015


ダイビングを始めて見ると、水中写真に興味が出てくる人も多いのではないでしょうか?
通常のデジタルカメラに、専用のハウジングを購入すれば、簡単に水中写真を撮ることが出来ます。
安い物では4万円ほどで水中カメラを購入することが出来ます。

最近はカメラを持ってダイビングに来られる方も多くなって来ましたが、思った通りの写真が取れないと言う話をよく聞きます。
水中写真で綺麗な写真が撮れない原因は幾つかありますが、主に次の事が原因の場合が多いです。
・綺麗な色が出ない。
・水の透明感が悪く写る。
・写真がぶれてしまう。
・ピントが合わせられない。

このような問題の簡単な原因と解決策を紹介します。
・水中写真の色が上手く出ない場合や、くすんでしまう場合の原因は光の性質を理解する事です。
水の中に入ると赤い光は吸収されやすく、カメラでは赤い色を再現しにくくなります。
人の目は色を補正してみているため、ダイビング中は赤く見えるように感じますが、実際は赤茶色の色に写っているのです。その為目で見た色と写真の色が異なって感じ、綺麗な色で撮れてないと感じてしまいます。
実際には写真で撮った色が本来の色なのです。
この現象を回避する方法は、「浅い場所で撮影する」「外付けのフラッシュを取り付ける」「補正してくれるカメラを購入する」などが有ると思います。
この写真は水深が2~3mの浅い場所で撮影していますので、フラッシュ等が無くても綺麗な色が出ていると思います。

・水の透明感が悪く写る場合の原因は、光の屈折が影響しています。同じ画角の写真を水中で撮る場合には、陸上よ離れて撮影しないと行けません。離れて撮影すると被写体までの距離が遠くなる為、その間の水の量が増えて濁ったように映ってしまいます。透き通った水中世界を写真で撮りたい場合は出来るだけ近づいて撮影することが大切です。
その為には広角レンズやフィッシュアイレンズなど、より広く取れるレンズを取り付ける事です。
この写真のは180度まで撮れるフィッシュアイレンズを装着して、被写体までの距離をかなり近づけて撮影しています。

・写真がぶれてしまう場合の原因は、ダイバー自体が動いてしまっている事が多いです。
水中はジッと止まることが難しい場合も有りますが、出来る限り動かない様にして撮影する事です。
サンゴなどがあり、水底に着てい出来ない事も多いので、中性浮力を上達させる事が近道です。
写真などに気を取られてしまうと、中性浮力が取れなくなる方も多いです。ダイビングスキルの上達を目指しましょう。

・ピントが上手く合わない場合の原因は、暗過ぎてカメラが上手く反応しない場合が有ります。この場合はライトなどで光を補いましょう。また、水中の生物は思ったより小さい物も多く居ます。この場合はカメラの接写が出来ないほど近づいている場合が多くあります。マクロレンズなどを装着すると、小さな物もピントを合わせることが出来ますが、撮影には少し慣れが必要です。

水中写真を綺麗に撮るコツは、撮影したい物に合わせた器材の購入と、ダイビング技術の上達の2つだと思います。
皆さんの綺麗な水中写真を撮れるように頑張って下さいね。

不細工な所が可愛いイザリウオ

月曜日, 10月 12th, 2015

ダイビングでは、変わった形をした魚や、珍しい魚が人気物になることが良くあります。

イザリウオの仲間は魚っぽく無い形や、不細工な顔、ほとんど泳がずにヒレを手のように使って移動する仕草が人気の魚です。
イザリウオには色々な種類がいますが、大体同じ形をしています。
大きさは種類によりだいぶ違います。大きい種類では30センチ、小さい種類は5センチほどしかありません。
色や模様は同じ種類でも様々で、綺麗な黄色や赤、白っぽい個体も良く見かけます。
写真のイザリウオはイロイザリウオと言う種類だと思います。
大きさは10センチ前後でしょうか?
良く見ないと、何処が顔だか分かりづらいと思います。
イザリウオの仲間は可愛い顔をしていますが肉食の魚です。
岩やサンゴに擬態してジッと待っていて、小さな魚が近づいたら大きな口で一気に食べてしまいます。
イザリウオはアンコウの仲間なので、見た目の似ていますね。
ダイビングでは一度出没すると、しばらくは同じ所に居ることが多いので、見て見たい方はリクエストして下さいね。
ただし、居ない場合もあるのでご了承ください。
イザリウオの仲間は、なぜかロープや網が好きみたいです。
水中にロープや網があったら探してみるのも楽しいですよ。