Archive for 2月, 2016

幸せの黄色いウツボ

水曜日, 2月 24th, 2016


変わったウツボを紹介します。
何が変わっているかと言うと、見たらすぐ分かると思うのですが、体の色が綺麗な黄色をしているウツボです。
ヒメウツボと言う種類のウツボで、黄色く変異した個体です。
写真でも分かるように、とっても綺麗な黄色をしていますね。

色々な所で目撃情報があるみたいですが、恩納村の海で発見しました。
恩納村にも居たんですね。
でも。ちょくちょく移動するみたいで、毎回出合える訳では無いんです。

綺麗な黄色をしていることから、幸せを呼ぶウツボと呼ばれることもあるみたいですよ。
または、ゴールデンモレイイールとも呼ぶみたいです。
直径は3センチ前後で、少し小さめのウツボの仲間です。
岩陰などの穴に隠れて居ると事が多いウツボです。
高確率で見られるように、行動範囲を確認しに調査ダイブに行っています。
何時までも住み着いてくれると良いのですが。

テンクロスジギンポ

月曜日, 2月 22nd, 2016


ギンポの仲間は浅瀬の海に居る小さな魚で、コケなどを食べている種類が多い魚です。
写真のテンクロスジギンポは、魚の皮膚などをつついて食べる肉食のギンポです。
皮膚を食べると言っても、古くなった部分を食べてくれるクリーニング屋さんです。
ダイビングをしていると、人間の皮膚をつついてくる事も有るぐらいです。
大きさは5センチ前後しかない小さな魚ですが、つつかれると以外に痛くチクチクします。

危険を感じると岩陰や穴の中に隠れる習性があるのですが、このテンクロスジギンポはホースに隠れています。
ちょうどいい大きさで居心地がいいのでしょうか。
しばらく見ていましたが、ずっと入ったままでした。
ゴミや人工物も魚にとっては住み家になるようですが、やっぱり天然の家に住んでもらいたいですね。
皆さんもゴミは捨てずに自然環境を大切にしましょう!!

ジョーフィッシュ

月曜日, 2月 22nd, 2016


ジョーフィッシュと言う名前はダイバーが付けた通称名で、正式名称はカエルアマダイと言います。
ジョーフィッシュには色々な種類が居て、写真のように黄色い色をしているものが一般的です。
その他にも青い種類や、黄色に青い点々がある物なども見ることが出来ます。
どれも砂地の海底に穴を掘って生息しています。
ユニーク顔がダイバーに人気の生物です。

ジョーフィッシュの面白い所は、口の中に卵を入れて孵化するまで大切に育てる所です。
ダイビング中もごく稀に、口に卵を入れている姿を見ることが出来ます。
間違えて食べてしまわないのでしょうか?食事をする時はどうしているのでしょうか?
この不思議な性質も、自然界を生き抜く知恵なんでしょうね。
見つけたときには脅かさないように、そっと口の中も見て見ましょうね。

レンゲウミウシ

日曜日, 2月 21st, 2016


寒い日が続いている沖縄ですが、この季節はウミウシの季節でもあるんです。
寒いと言っても水温は21度以上あるので、海の中に潜っている時は以外と暖かめですよ。
最近はダイビング中にウミウシを多く見かけるようになって来ました。
ウミウシが多くなってくると、晴が近づいてきたなーと感じるこの頃です。
これからゴールデンウイーク頃までは、一年のうちで一番ウミウシガ多い季節です。
ウミウシ好きな方は、この季節に狙って沖縄に来る人も多いです。

写真のウミウシは、レンゲウミウシと言って、とってもカラフルな色をしているのが特徴です。
他にもカラフルなウミウシがいっぱいいますので、これからも紹介していきますね。
ウミウシは色だけでなく、形や大きさも色々です。
ほんの数ミリしか無い種類から、30センチ以上になる大型種まで生息しています。
形もヒラヒラした物がいっぱいついている物やつるつる物もまで色々です。
確認されているウミウシだけで、3000種類以上居るそうです。
そんなに居ると全てを覚えたり、見る事はほとんど不可能ですね。
沢山種類が居るから、探すのが楽しみになるのかもしれません。

ウミウシは貝殻が無くなった巻貝の一種なのですが、飼育が非常に難しく水族館などで見かける事は少ないと思います。
実物のウミウシを見られるのはダイバーだけなので、それも人気の秘密かもしれません。
1匹でも多くのウミウシに出会いにダイビングに来て下さいね。

泳ぐアオウミガメ

土曜日, 2月 20th, 2016


ダイバーの人気者の生物ウミガメです。
ここ1年ほど青の洞窟で有名な真栄田岬で、頻繁に見ることができるようになりました。
一度に2匹のウミガメを見ることが出来る時も有るので、最低でも2匹以上は住み着いているはずですよ。
特に最近は人に慣れてきたのか、1メートル位まで近づいても全く逃げる気配がありません。
ダイバーを気にしないで、海藻を食べている姿を見ることが出来ますよ。
見かけた時には脅かさない様にして、ゆっくりゆっくり地下ずいてくださいね。
優しく接して何時までも真栄田岬でカメが見られるようにしましょう。

沖縄で見られるウミガメは、アオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種類です。
アオウミガメは一番可愛い顔?をしたウミガメで、写真を取るにはもってこいのカメです。
海藻などを食べる草食で、脂肪の色が緑っぽい為アオウミガメと言う名前が付いたそうです。
可愛そうですが昔は食用にしてたみたいですね。 大きいものは軽く00キロ以上になる大型のウミガメです。

タイマイは甲羅の後ろがギザギザになってデコボコもしています。クチバシが尖っている所でも見分けることが出来ます。
アカウミガメは沖縄ではあまり見ることが出来ませんが、一番怖い顔をしています。
どれもぱっと見はカメにしか見えませんが、色々な種類が居るんですよ。
カメが好きな方は、是非全種類制覇して下さい。

ヤドカリの仲間 ゴミを捨てないで!!

水曜日, 2月 17th, 2016


ヤドカリの仲間は皆さんも良く知っていると思います。
ヤドカリの背負っている貝殻は、自分の物ではなく海に落ちている貝殻に入っているんです。
なので、同じ種類のヤドカリでも、違う種類の貝殻に入っている事もごくごく普通の事なんです。
ヤドカリは自分の気に入った貝殻があると、その貝殻に引っ越しをする事も多いです。
時には他のヤドカリが入っている貝殻を無理やり奪ったり、生きている貝の貝殻を奪う事もあるそうです。
けっこう強引な生き物なんですね。
自然界で生きて行くには、それぐらいしないと生き残れないのかもしれません。

写真のヤドカリは何を間違えたのか、プラスチックのキャップの様な物に入ってしまっています。
おそらく落ちていたゴミのキャップに入ってしまったのでしょう。
以外に軽くて丈夫で住みやすいのかもしれませんが・・・。
少し可愛そうに感じますね。
やっぱりヤドカリには天然の貝殻が似合います。
皆さんもゴミは捨てずにゴミ箱に入れましょう。

陸上にあるゴミも風や雨によって川に移動して、川を通って海に流れ着くゴミも多くあります。
一度海に入ってしまったゴミは取り除くのが非常に困難で、そのほとんどは回収することが出来ません。
もちろん台風や津波などの影響で海に流れ着いたゴミも多くあると思います。
出来ることから少しずつゴミを減らす努力をしていきましょう。

ハマクマノミとタマイタダキイソギンチャク

水曜日, 2月 3rd, 2016


クマノミの仲間は、ダイバーに人気の魚ですね。
皆さんも知っていると思いますが、ファインティングニモで有名になった熱帯魚です。
イソギンチャクに住んでるクマノミの親子の話だったと思いますが、実際にダイビングをしてみると
一つのイソギンチャクに何匹もの大きなが違うイソギンチャクが共生しています。
でも、大きいクマノミと小さいクマノミは、親子では無いんですね。
クマノミは卵のうちは親がしっかり守るのですが、孵化をすると赤ちゃんたちは旅立ってしまいます。
そして、気にいったイソギンチャクにたどり着いてそこで生活を始めます。
異なる血を入れる自然の知恵なのかもしれませんね。

クマノミには色々な種類が居る事をご存じでしょうか?
日本には6種類のクマノミが生息していて、世界全体では26種類が居ると言われています。
日本で見られる6種類は以下になります。
・クマノミ
・ハマクマノミ
・カクレクマノミ
・ハナビラクマノミ
・セジロクマノミ
・トウアカクマノミ
写真のクマノミはハマクマノミで、沖縄では良く見られる種類です。

イソギンチャクに隠れている姿がとっても可愛いのですが、以外にも気が強くダイバーを威嚇してくる事も多いんですよ。
ハマクマノミは写真の様に、タマイタダキイソギンチャクと共生している事が多く、写真で撮ると絵になる魚です。
色々な撮影の仕方が有りますが、より近くから強い光(フラッシュやライト)を当てて撮影すると、
イソギンチャクが少し透き通り柔らかい印象に撮影することが出来ます。一度試してみてくださいね。

クマノミの仲間は、イソギンチャクに住んでいますので、何時も同じ所で見る事が出来ます。
その為、見たいクマノミが有りましたら、ご案内することが簡単な魚です。
ダイビングやシュノーケルに参加される時には、ドンドンリクエストして下さいね。