Archive for 2月, 2021

キスジカンテンウミウシ

月曜日, 2月 1st, 2021

キスジカンテンウミウシ

撮影場所:残波

まさに寒天(かんてん)のような半透明の体にあちらこちらに張り巡らされた黄色いラインが特徴のキスジカンテンウミウシ。

オレンジの果肉入りゼリーのようにも見えますが、間違っても食べてはいけませんよ!!

ウミウシの名前は「色」に由来しているものや、「食べ物」に由来しているものも多くあります。

例えば、「イチゴジャムウミウシ」や「イチゴミルクウミウシ」「キャラメルウミウシ」に「パイナップルウミウシ」など、、、他にもまだまだ知らない食べ物由来のウミウシがたくさんいそうですよね。

ミチヨミノウミウシ

月曜日, 2月 1st, 2021

ミチヨミノウミウシ

撮影場所:昆布

体は紫色から薄紫色で、背中の突起の先は黄色なのが特徴です。

このウミウシは、発見者の方が自分の奥様の「ミチヨ」から名前を取ってつけたらしく、奥様に捧げたウミウシなんだとか、、、

その話が本当だとしたら、奥様が羨ましいですよね。

ミノ系のウミウシって他の種類のウミウシより突起が長く、たくさんあって、波に揺られた時のゆらゆら感がなんとも美しく、優雅なところは確かに女性らしいかもしれないですね。

ハスイロウミウシ

月曜日, 2月 1st, 2021

ハスイロウミウシ

撮影場所:昆布

体は白色で可愛らしいウミウシです。

この「ハスイロウミウシ」の「ハスイロ」は仏教語の「泥中(でいちゅう)の蓮」に由来しているらしく、蓮の花とは泥の中からでも綺麗な白い花を咲かせることから「煩悩や俗世の中にあっても染まらず、清浄を保っているもの。清らかで美しいもののたとえ」として、女性を指す言葉だったそうです。

そして、ハスイロウミウシは砂地や泥地を好むので、2つの意味でぴったりの名前ですよね!

ちなみに以前は「フチドリウサギウミウシ」とも呼ばれていたそうです。

オトヒメウミウシ

月曜日, 2月 1st, 2021

オトヒメウミウシ

撮影場所:残波

黄色い背中に紫色の斑点があり、縁も紫で囲われていて色鮮やかで派手な見た目のウミウシです。

体長も7センチほどにもなる個体もあるので見つけやすく、存在感たっぷりです。

ちなみに、綺麗なウミウシの写真を撮るコツはピントを触角と二次鰓に合わせて撮るのが良いとされていますが、あえて後ろ側(二次鰓)をぼかして撮るなど様々な手法があるようです。

ウミウシやカメラが好きな方は是非一緒に潜りに行きましょう。

ダイアナウミウシ

月曜日, 2月 1st, 2021

ダイアナウミウシ

撮影場所:真栄田

体の大きさは3センチほどで、淡い青色の体に途切れ途切れに黒い縦線があり、触角と二次鰓が黄色いのが特徴です。

沖縄では良く見られる種類のウミウシになりますが、それにしても「ダイアナウミウシ」とは豪華な名前ですよね。

あのダイアナさんの名前に由来しているのかは不明ですが、約3,000種類存在すると言われているウミウシ界の中でも、かなりゴージャスな名前を付けてもらってますよね。

クチナシイロウミウシ

月曜日, 2月 1st, 2021

クチナシイロウミウシ

撮影場所:昆布

体は淡い黄色で、触角から二次鰓にかけて鮮やかな橙色をしている線が5本ほどあります。

この「クチナシイロウミウシ」の名前の由来でもある「クチナシ(梔子)」とは、アカネ科の植物で白い花を咲かせます。その種を取り出して煮出すと黄色い梔子色の染料ができあがり。それをご飯に混ぜて色付けしたり、栗きんとんやサツマイモに色付けしたりと食用にもなってるみたいです。

実際に見てみると本当に梔子色しています。ウミウシを勉強していると聞いた事もない色を知る機会にもなりますよね。